【大会スケジュール】
1日目 A-1『震災と地場工務店の役割』
A-2『日本の環境配慮型住宅・今後の動向』
B-1『(独)住宅金融支援機構』
B-2『西部ガスグループ』
B-3『グッドリフォームインフォ』
B-4『栄住産業』
B-5『ハイスピードコーポレーション』
B-6『リフィールド』
B-7『安心計画』
2日目 C-1『地場工務店が主役になるために』
C-2『女性から見た新しい建築業界のかたち』
C-3『住宅制作の転換に挑むこれからの工務店の姿勢』
D-1『効果的な集客手段について』
D-2『今、日本の伝統が新しい~JAPANブランドの構築~』
D-3『工務店の経営力・信用力を高める秘訣』
D-4『自然と調和した住まいづくりとIT』
E-1『これで勝つ!工務店応援団勢ぞろい』
E-2『美しい家の「設計作法」』
E-3『75分で理解する「行列ができる工務店」の最先端の行列の理由』
【感想】
☆A-2『日本の環境配慮型住宅・今後の動向』
・今後の住宅のあり方について、断熱、省エネ、ローコスト住宅等があげられていたが、その中でも気候風土を活かした住宅を提案するのが良いのではと感じた。具体的に言うならば、庇の出を長くしたり(本々沖縄の伝統型住宅ではそうなっている)、屋上・壁面緑化等もあげられる。
またその地域にて産出できる自然素材も活用し、生活の中に取り組めればとも感じた。自然を見つめ利用し工夫して暮らすという考え方もこの時代だからこそ、必要にも思えた。
☆B-2『西部ガスグループ』
・「スマートハウス(HEMS)」についての提案。
H:HOME E:ENERGY M:MANAGEMENT S:SYSTEM
単純に言えば、お家で発電(エネファームという製品)するということ。
貯湯ユニット、発電ユニットを設置することで、省エネしながら沸かした湯をお風呂は勿論、洗濯、食器
洗いにも使用でき、電気も発電する。エネルギーを使う場所とつくる場所が同じだから無駄を徹底的に削減する効果有。IT電力計測ユニットでどれくらい消費したのか見ること(電力の見える化)が出来るのでなお有効的だと思った。だた初期投資には金額がかかりそうだ。
余談ではあるが、今日8/7(火)のラジオでアースティック那覇さんがHEMSを採用していると宣伝していた。
☆C-2『女性から見た新しい建築業界のかたち』
・設計をするにあたってのお客様への心づかいや細やかさが大事という話しがでていた。心に残った言葉としては、『建築=人間の生活文化』だ。奥深い言葉だ。単純に営業→設計→現場監理→引渡しを流れ作業のごとく扱ってはいけないもとだとも実感。ハウスメーカーではお客様の思いを全部汲み取ってそれを活かすのはなかなか難しいとこではあるが、少しでもそれに近づけれる為の努力は必要だとも感じた。
日常生活で忘れがちだが、お客様にとっては『一生に一度の家づくり』である。日々インプット。
女性が建築分野にて働くというのは、まだまだマイノリティの世界で、常に子育てとの両立に迫られ大変な事ではあるが、子育ても人を育てる大きな使命だと受け止め、建築業界に携わる人として社会に貢献して行きたい。
☆D-2『今、日本の伝統が新しい~JAPANブランドの構築~』
・ここ近年、建築離れが多いのが現状。きつい割には給料が低いというのが一般的に浸透しているようだ。(株)二村建設:二村清栄氏曰く「若い人材の育成に励まねばならない。それから市場をつくり、若い人に夢を与えてこの仕事良さを知ってもらう。」二村建設は、昔ながらの伝統技術を継承して家をつくっている会社だ。その上に伝統住宅で難しかったことを新しい技術で補う姿勢が大切だとも言っている。
伝統を継承するために、広告・宣伝・営業力を若い職人(大工)に徹底的して教育をしている。それがこの会社の強さであり魅力だと思った。
地域活動に関しても積極的に参加し、企画(音楽会・バレエ・料理教室等)も定期的に開催している。スクリーンに映し出された人達の顔を見れば、一目瞭然!『楽しい』イベントだと理解できる。皆と楽しさをコミュニティの中で共存デキル。これこそ地域に密着した社会貢献であり、何気ないPRになる可能性があるのでは。
☆E-1『これで勝つ!工務店応援団勢ぞろい』
・物販ではなく暮らし方を売っていくことがキーワード。
他社との区別(差別)を明確化し、それぞれ独自の戦略を持ち、効果的な営業手法や成果を披露することが大切。
工務店の強みは地域密着、個人の力だと言っている。弱みは広告・宣伝力、デザイン力、業務処理スピード(対応力)等。そこで、志を同じくする者が競合ではなく協力し合い、これらの弱点を補強するシステムを構築する事が大切。
「誰かが何とかしてくれる」と他力ではなく、一人一人が自立する事も大切だと思った。
【総評】
◇フリーディスカッション、パネルディスカッション等の勉強会は勿論、他都道府県の方との交流が刺激になった。分野は違うが、お互い同じ業界で頑張ってるという共有の意識もあり楽しい研修だった。